最近、流行りはじめている某コミック本をkindleで5冊分購入して読み進めたが、既視感が強い。
バトル系の、小中高生向けの漫画という印象を受けたが、著者は、先人たちが創作したアイデアの影響をもろに受けて、創作した作品という印象がある。
いまのところ、5巻まで読み進めたが、驚異的に嵌ったという状態ではないものの、先を読み進めてみたいという気持ちにさせてくれるので、継続していこうという気持ちがある。
それにしても、漫画にしても、小説やラノベにしても、いずれにしても、いままで著者の体験してきた人生経験や、先人たちの古典文学や、もっと元を辿れば例えば古典落語や、さらに遡れば、ギリシャ神話やらアーサー王伝説など、何かしらのインプット経験が体内でミックスされ、そうやって彼もしくは彼女から創作物がアウトプットされ出来るものなんだろう。
パクリとはまた違う気がする。大体、完全なオリジナルの発想なんてあるんだろうか。何かしらどこかから影響を受けアイデアなんていうのは出来上がるのではないの。
読者の年齢が30を超え老害化が進行してくると、「これは~の焼き直しじゃん」という風に感じ取ることが多くなりそう。
ただそれは、メイン読者層の10代にとっては知ったことの無いことで、一々、人間が鬼に噛まれて鬼と化す描写は、ジョジョ1部でDIOが人間を吸血鬼に変貌させている描写の影響と余計なことは言うべきでないだろう。
大体バトルやら、あるいは異世界に転生したというような世界とは全く無縁のこのボクのブログでさえ、ルーツを辿ると、福満しげゆき先生の「僕の小規模な失敗」や、phaさんの著書各種の影響を受けて出来上がっているんだろう。無意識に。