冴えないボクの生(性)活

2ちゃんねる大学生活板出身の冴えない男の駄文。

秋葉原のジョナサンで初めてインターネッツの女性と出会い食べかけのカレーを頬張った時の話

 先日、渋谷でのライブ帰りに秋葉原のカフェーに寄って、ご飯を食べようと試みたが、22時を回っており食べることができなかった。

 

 そこで苦肉の策として、秋葉原外れ、妻恋坂の交差点、つまりはジャンカレーの向かいにあるファミリーレストランのジョナサンで、たらこスパゲティとサラダ、ほうれん草とベーコンのソテーを食べて帰った。

 

 店内はオタクっ子ばかりで、カードゲームなどを繰り広げており、うるさくてムカついてきてしまったと同時に、このジョナサンにはある思い出があり、そのことを思い出した。

 

 今から12〜3年前だろうか。当時の2ちゃんねる大学生活板にて、某女コテハンであるJを取り巻いていたボクは、彼女がスレッドにて、「秋葉原にいるから誰か会わない?」と書いていたのを発見した。

 

 この未来ワークもちょうど、当時の石丸電気で某地下アイドルのイベントに参加していたので、「いまからいきます」なぞと、レスをつけた。

 

 すると、「ジョナサンにいるから来て」と返事が来た。はっきりいって、いままでインターネッツで女に会った経験など一度もなかったボクは、急に緊張してきて、「えー、どうしようかな」などとレスを返した。

 

「いいから早く来い!」

 

 ボクが煮え切らない態度をとっていると、このように強めの返事が来たので、意を決して、妻恋坂のジョナサンにいくことにした。

 

 店内に入ると、入り口入って右手のテーブル席に、西洋風の、フランス人形のような顔の女性が一人カレーを食べていた。彼女がパキスタン人とのハーフ、Jであった。

 

 はっきりいって会話の内容はほぼ覚えていないが、ボクは頭が真っ白になって訳のわからないことを早口でペラペラと口走っていた気がする。Jは撮影会のモデルをしているらしく、今は休憩中らしかった。

 

 Jは足首をクネクネと野球部の練習前にやるストレッチのように動かしながら、ニヤニヤとこちらの様子を観ていたが、突然、このように発言した。

 

「私もうお腹いっぱいだから、このカレー、食べていいよ」

 

 半分ぐらいしか食べてないカレーをボクに差し出し、それを受け取ったボクは正直、根が潔癖症にできているので、人が食べたものは食べたくなかったが、我慢して完食した。

 

 そうして、彼女とボクの分のお会計(ボクはドリンクバー程度しか注文しなかった気がする)を払い、お店を後にし、解散した。

 

 その夜だったろうか、、2ちゃんねる大学生活板のJスレッドをいつもの如く開くと、

 

「今日は秋葉原でワークにあったけど、あいつ、私の唾液入りカレーを嬉しそうに食べていたよww」

 

 なぞと、誇張してジョナサンでの出来事を報告していた。

 

 それをみた名無しさんが、

 

「ワークきめえwww」

 

 などと反応していたような気がする。

 

 あれから10年以上の歳月がたったが、この男は、今でもそのジョナサンの近くのメイドカフェハイボールを飲みながらトルティーヤチップスをつまんでいた。なんなんだこの人生は。