冴えないボクの生(性)活

2ちゃんねる大学生活板出身の冴えない男の駄文。

冴えない無キャが「生きてるだけで、疲労困憊」を読んだ感想

 

 

 おそらくこの界隈ではほとんどのヒューマンが知っているであろう有名トゥイッタラーの本を購入し連休中に読了。逆張りオタクなので流行っているものを見ようとせず、当然オリンピックも興味が無いので一切みていないくせして、結局いつもいる社会不適合、非モテ発達障害界隈の人間内で話題になってたら自分も読むって、やってること、健常者と変わらないじゃないか。

 

 内容はrei氏の生い立ちとそれにともなうちょっとしたライフハックを時系列順に追っていくといった感じ。

 

 氏はASD/ADHDのみならず、幼少時代より声を出す事が出来ない「言語発達遅滞」を患っており、また両親からはおそらくネグレクトらしきものを受けており、家族であるにも関わらず父母のことをよくしらないと綴っていた。

 

 「こっち側」関連書籍の著者の中では、かなり信用がおける人間のように感じられたが(ちなみに理解のある彼くん登場系生きづらい漫画へは全てに0点をプレゼント差し上げたいところ)、書を読み進むうち、どうやら、小学校~大学時代まで常に友人がいたようだし、おまけに、オタ活は、オタク仲間同士の交流こそが醍醐味、なぞというリア充オタク発言をかましていたので、結局フェイク野郎じゃあないかという感想を抱かずにはいられず、いつもの如く、絶望をしてしまったのであった。

 

 そもそも、本当に友達がいたことなく、エピソードの書きようが無い人間、陰キャの陰の部分さえも備わっていないinvisibleな人間、無の人間、いわゆる「無キャ」では、書籍の出しようもないんだろう。ボクとしては、フォローフォロワー二桁台で、つぶやいても誰からもいいねを貰えず延々と恨み言をつぶやいているようなトゥイッターアカウントの半生を綴った本が一番読みたいんだけど、その場合は支援者みたいな人がインタビューするルポルタージュ本でなければ実現しえないし、実現できても後味が悪いから売れないだろう。

 

 なぞと、文句ばかり書いてしまったが、読み物として面白く、もう1回読もうかなと思った。普段、書籍は持ちたくないので電子書籍オンリーにしているのに、こればっかりは、紙の本を買ってしまい、スターバックスにてその表紙をトゥイッターにアップロードしてしまったのである。これも結局は、流行っているカフェにいっては写真をアップロードするインスタグラマーとなにも変わらないじゃんっていう。

 

 あと、読後にものすごく、ストリートナンパがしたくなってきた。新宿、池袋あたりでストリートナンパするかもしれない。というか、ガチボッチ社会不適合陰キャオタクが、地下アイドルやメイドカフェ以外でナオンと交流するためには、マッチングアプリに課金してもマッチできないので、捨て身のストリートナンパを決行するしかないのである。そうして、奇跡的にナンパ成功したナオンはヤ〇ザの彼女であり、彼氏にバレて東京湾に沈められ、東京湾のうんこまみれの海中で育ったシーバスやイシモチといった魚のエサになって生涯を終えるしかないってわけ。