「初心の功徳」とは、仏教(特に日蓮大聖人の仏法)において、信仰を始めたばかりの初期段階で実感する大きな恵みや確信のことです。教学上、この初心者が得る功徳は非常に大きく深いものとされています。
AIによる要約を参照
大学1年生の6〜7月頃だったかと記憶しているが、ボク(以下、和久田。和久田は仮名である)は某個別指導塾でアルバイトをしていた。ある日、社員であるK塾長から提案をうけた。
「和久田先生、たまには、ラーメンでも喰いにいきましょう!オススメがありますよ!ガツンとした家系です!今晩授業がおわったら、いかがですか!」
「ありがとうございます!行きたいです!」
こうして当日の授業終了後、K塾長の車にのせていただき、10〜20分後、目的のラーメン屋前についた。しかしお店はどうにも営業している気配がなかった。
「あらぁ、和久田先生、営業してなかったですねえ。それではもう1件、オススメのお店があるので、ご案内します!お弁当のイートインになりますが、おいしいですよ!」
そうして連れて行かれたのは、K県F市にある、謎の会館だった。そしてなにを言ってるか分からないとおもうが、気づけば和久田はそこで何故か、畳の上に正座をし、いろいろなオジサンやオバさんが南無妙法蓮華経を唱えている中に混じり、K塾長と一緒に南無妙法蓮華経を唱えていたのであった。集まった皆さんは、ご本尊様と呼ばれる、お仏壇の中心にある何か筆で読み取れない文字が描かれた縦長の紙に向かって、お経を唱えているらしかった。
ちなみにボクはお経をすんなりと唱えることができたし、渡された数珠も教わらずして正しく付けることができた訳だが、実をいうとそれは、源流は同じの別の宗派にニート親父が属しており、子供の時から嫌々ご本尊様に向かって南無妙法蓮華経を唱えたり、何度も総本山の富士大石寺(ふじたいしゃくじ)に登っていた経験のあるためだ。
つまりいまボクがいる場所は、某日蓮正宗という宗派の中でも、破門されたタイプの、邪宗の会館だったのだ。
結局のところボクは、いわゆる折伏をされたのであった。後できくところによると、塾長は、横浜アリーナみたいなところで催される発表会で登壇するほどの実力者だったらしい。
その後、支部の部長さんと副部長さんが現れ、熱心にその宗派の説明をうけた。部長さんはN◯Kの部長ときいていたが、あまりの勢いの凄さにただただ頷くのみで一言も発することができなかったし、断れるような雰囲気ではなかった。ボクは邪宗の信者になってしまったのかどうか、いまだによくわかっていない。
ちなみに一応、会館にお弁当の売店があって、そこでご飯を食べたのだが、美味しかった記憶がある。
帰り道、K塾長と車の中で話をしていた。
「和久田先生!本日はどうでしたか!」
「あ、はい、ちょっと、どう表現してよいのか、わからないですね。支部長さんの勢いがあまりにも凄すぎて、終始圧倒されてしまいまして、なんとも。。。」
「わかるわ〜。私もね、実をいうと熱意が強すぎて、苦手なんですよ〜!ところでこれから一週間以内に、初心の功徳といってね、ビックリするような出来事が起こりますよ!」
その翌日である。昨晩の出来事は何も無かったように、またしても個別指導塾で授業をしていたボクであったが、別の先生が受け持っているブースからちょくちょくと顔をのぞかせてこちらをじっとみては顔を赤らめる、中学3年生のナオンがいて、どうにも見ない顔だった。どうやら友達の紹介で本日が初日の生徒らしかったが、休憩時間に友達との会話で、「和久田先生がいいの?メールアドレス交換しなよ〜」なぞという会話がきこえてきて、一目惚れされたようだった。
その後どうなったか記憶は無いが、特に何をしたと言うことは無かった。ちなみにその生徒はドン引きするほど学力がなかった。
この塾バイトでは、自分が塾講師としての役目を務められたか否かは別として、色々、ネタ要素満載であり、濃密な経験ではあった。もっとも、大学1年時に馴染めなかったサークル等に途中から行かなくなり、塾バイトが生活の中心だったために、大学でのボッチ生活が確定した訳だがね。
それにしても偶然翌日にあのJC3が現れたことが、初心の功徳だったのだろうか(その後、同じ宗教の信者から、2回折伏を受けることになるのであった)。