メイドカフェオタクが、卒業したメイドさんとの会話を綴った文章でバズっており、悔しかった。顔も隠さず、推しとの写真をアップロードしていたルックスはそんなに悪くは無く、おそらくは、自分のような会話の仕方が分からない"ホンモノ"の目から映ると、メイドさんと楽しそうに会話しているように見えるタイプだろう。
なか卵で注文した料理が届くのを待つ間、上の文章を書いていたが、途中で料理が来て、文章は書いたままだった。今住んでいる街は、なか卵にお客さんがたくさん入っていて、いままで見てきた店舗はガラガラだったので、一味ちがった。
つまり、食券機で料理を選択し発券したのち、2人がけのテーブル席が空いてるので座ろうとおもったら、2つの椅子にはそれぞれ、小さな、女性が肘にぶらさげるような、ノートパソコンどころか簿記の教科書すらろくに収納できないタイプのカバン(ハンドバッグと呼ぶのだろうか)が置いてあり、察するに、そのカバンの持ち主は、ボクの後ろに並んでいた2人の若いナオンだった。