冴えないボクの生(性)活

2ちゃんねる大学生活板出身の冴えない男の駄文。

30代後半、アイドルライブ中、静かにみているだけのオジサンの気持ちが分かってきた

 この未来ワーク、学校のクラス、職場の雑談や飲み会では、一切話さずニタニタしてやり過ごしているだけのくせに、大声を出したり、大声で笑ったり、ダンスをしたり、オタ芸を出来る場所がかつてはあった。つまりそんな場所がボクにとってのアイドル現場だった。16才のときにはじめてモーニング娘。のコンサートを観て衝撃を受け、それから20代まで、ライブ中は激しく動き、全身全霊を込めた咆哮を上げていた。その咆哮は、江ノ電の撮影を邪魔された江ノ電自転車ニキに対して叫ぶ鉄ヲタたちの怒鳴り声を遥かに凌駕していた。しかし、ライブ中はそんなスタンスのオタクだけではなく、静かに観ているだけのオジサンも少なくなかった。当時のボクはそんなオジサンたちを心底軽蔑しており、このようにおもっていた。

「なんなんだこの人たちは、振りコピもしない推しメンの名前も叫ばないで、一体なにが楽しいというのだ。これじゃあまるで、オタ活の楽しみの20%分も享受できていないじゃあないか、勿体ない」

 しかし30代中盤に突入した現在、そんなオジサンたちの気持ちがわかる様になってきた。つまりは、「病気」である。ある人は膝が痛くてジャンプしたり動くのはできないだろうし、何か心臓周りの病気があれば、やはり動いたり声を出すのも、控えた方がいいだろう。ボクも状況が悪化してきており、激しい動きや全身全霊を込めた咆哮を出すと、そのまま身体の様子がおかしくなって、天に召されてしまうのではないかと恐れ、随分と控えめになってしまった。それでも、アイドルを観に行くことは、頻度は減ったものの、続けている。それは、推しメンに会いたいからだ。もちろん、病気ではしゃげないという理由でなく、音楽を聴きたい、じっくり推しメンをみたいというスタンスのオタクがいることも理解している。

つまりボクは、Hちゃんへの誕プレをどうするか悩み、そして、お手紙を書くことにしたのである。