朝の7時前から根源への到達を目指してワーク氏の聖杯戦争がはじまり、その戦いは4時間に及んだが、根源へ到達することはできなかった。ワーク氏のクラスはランサーだろう。諦めてシャワーを浴び、髭をそった。
そのあとでスコッチウィスキーを飲みながら素焼きアーモンドを噛み砕き、フェイトアポクリファのラノベ版第一巻をようやく読了し、読む本がなくなったので死の街の有隣堂に向かった。
死の街の有隣堂で、フェイトアポクリファの第二巻と、もう1冊ぐらい買おうかなぞと探したが、結局フェイトアポクリファだけ買って、コーヒー・ショップを転々としながら読んだ。
そのあと何をしたかというのは、ちょっと書くことができないが、10日間に及ぶ忍耐により、頭の上まで飛んでしまった、とだけ言っておきたい。フェイトアポクリファは150ページぐらいまでは読んだ。大学生時代に半年だけ通っていた、公文式仕込の速読術を持ってして、連休中にフェイトアプクリファ全五巻まで読了したいが厳しいかもしれない。だんだん動悸が激しくなってきたため、ソラナックスを連投してしまいどうでも良くなった。
そのあと所在なさげに、メイド通りを徘徊していると、たまに通っていたナオン、通称「どさん子」がチラシ配りをしていたので、少しお話をした。ソラナックスを2連投してしまい眠くなってしまったことを伝えると、
「ソラナックスって、弱いじゃん。私、レキソタンを飲んでるよ」
と、メンヘラマウンティングを食らった。別に自覚はないが、ボクもメンヘラアピールをしていると捉えられている節があり、5ちゃんでたまに、「ワークはファッションメンヘラだ」なぞと書かれていることがある。
そうして、外で雑談をし、何事もなかったかのように、違うメイドを物色しようと歩を進めると、路上ビラ配り無銭声掛けの罪、いわゆるゴキブリ罪にて、未来ワークとして名の通った男、輪久田未来は、逮捕をされてしまったのである。