これはインターネッツで100万回は言われていることだから今更ボクが書くことではないかもしれないが、人生と労働ということに関して言えば、上の世代は、あたかも労働というものが最も尊く、そのために人生が存在するかのように考えている節がある。
このスタンスを労働教とボクは勝手に呼んでおり、労働を信仰する宗教に属している信者が日本には多くいるという印象を受けている。彼らは労働が人生なのである。
これは、「自分は無宗教で何も信じていないんだ、宗教にハマるやつはバカだ」などと考えている人間ほど、労働教を強く信仰しているのではないかという感じがする。
門外漢で恐縮なのであまり突っ込んだことは言えないが、人生において生きる指針を提示してくれるのが宗教であり、何者にも属さないと思い込んでいる人間ほど、より邪悪な考えに飲み込まれてしまうのではないだろうか。
・・・じゃあボクは何教なんだというと、恋愛至上主義に飲み込まれてしまった、あわれなナオン教の信者なんだと思う。ナオンにモテないのに、ナオンに固執し続け、ナオンを応援することこそが、人生に置いて最も大事なことであると固く信じている。つまり、ナオンが人生なのである。
果たしてこれは、喜劇なのか悲劇なのか。