たまに1990年代のテレビチャンピオンなど視聴する。
当時、つまりボクが小学生だった頃に20代後半〜30代前半ぐらいの出演者をみると、既にオジサンとしての貫録が充分で、「大人」というイメージは彼らからボクの体内に植え付けられているのかもしれない。
そんな彼らをみるにつけ、どうにも20年後、同じような貫禄が出せるかといったら、全くそんな気がしなかった。
事実、この未来ワーク、現在は32歳と既にオジサンの域に到達しつつあるが、未だに大学生ぐらいの気持ちで、全く、20年前にテレビチャンピオンはじめ素人参加型のテレビ番組に出演していた「大人」の貫禄を出せている感じがしない。
子供が、年齢だけを重ねてしまったような感覚だ。
だが、大人の貫禄が20年前ほど出せていないのは、何も未来ワークだけではない。
働いている会社で年齢の近い社員や、取引先の従業員に関しても、大学生ぐらいに見える人が多いし、オジサンの貫禄を感じることはない。
会社だけでなく、インターネッツのオフ会だったり、高校関係の集まりで会う人たちも大体そんな感じ。
日本人が全体的に幼くなっているのか、それとも、医学や美容の進歩による賜物なのかは分からないが、自分以外もあまり20年前にイメージしていた大人に当てはまらない。
業界によっては違うんだろうか。例えば、料理人やら、ガテン系の手に職つける系だったり、もっと熾烈な労働条件の印象がある不動産含む金融関係などの人間は?
そんなこんなで未だ大学生ぐらいの気持ちでいるが、一つだけ肝に銘じなければならないのは、ボクは現役大学生からみたら太った気持ちの悪いオジサンであり、もうサシオフ、つまり今風に表現すれば「エンカ」を気軽にしていい身分ではないと言うこと。
もはや金を払ってメイドカフェにいくか、アイドルとのチェキ会にいくか、パパ活をするより選択肢は無く、ただでデートしてくれることはない。
言い換えれば、このまま可愛い女子大生とセックス出来ずに死んでいくという未来が確定しており、全てが無意味に感じるという気持ちを押し殺して、あとは女のために金を払い続けるだけなのである。