イヤフォン・イーティング・ボーイ

ひとりきり　イヤフォンで音楽聴いている

意味もなく　涙とか　出てきちゃう

出典：夢見る 15歳/スマイレージ

　サイゼか大戸屋かの二択で迷い大戸屋にいくことにした。座席がいくつか空いていたので4人掛けのテーブル席に座り注文をしたが(ばくだん小鉢は当然その注文の中に含まれていた)、目線の先にはカウンター席に座っているオタク風の男性、つまりここでオタク"風"としたのは、彼がマニアックな趣味を持っており、熱中している人間なのかどうかは分からないが、何となくモッサリとしており、そういう印象があるという理由からだが、こうやって他人をいちいち気にする未来ワークの性格悪さにゲンナリしつつも電車乗車中にフリック入力している指を動かし続けていくと、つまり彼は、イヤフォンを装着しながら定食を食べていた。どうにも全体の調和を重んじてしまうボクとしては、飲食店でご飯に集中せずイヤフォンを付けながら食事しているタイプのオタク風ヒューマンを見かけてしまうとマナー違反というか、料理を侮辱しているように見えて、不快な気持ちになってしまう。これは昔から不思議だったのだが、一体どうしてイヤフォンを装着しながらご飯を食べる人間は食事中にイヤフォンを装着しているのだろうか、そしてどんな音楽を聴いているのだろうか。などと考えつつも注文した料理が運ばれてくるとマルチタスクが出来ない自閉症なので味に集中し大戸屋ディナーを楽しんだ。死の街メイドMりあさんの保存した画像が可愛らしく何度もみてしまう。