発達障害者(もしくはグレーゾーン)には事務の仕事は向いてないだろう。
労働する前には何となく人と喋らず黙々と作業をこなせばいいものと考えていたが全くそうではなかった。
自分はざっくり言えば雑用課の社員として働いてる。
これはとにかく横の連携が重要になってくる。
仕入先、お客さん、社内の営業マン、パート主婦、現場で肉体仕事してる人、システムを委ねているベンダーのSEなど、様々な人とやり取りをせねばならないし、ひっきりなしに連絡が来る。
ある作業を午前10時までに完了する必要があり締め切りまで残り20分という状況で、いきなりパート主婦からクレームの電話がかかってきてお客さんが怒ってるからなんとかしてくれという頼み事が入り、一方で複合機が紙詰まりを起こし印刷が出来ないのですぐ直してくれということも言われる。
これらを他の人間に割り振ってやってもらったり、終わるまで少し待ってもらったり、とにかく瞬足で終わらせたりしてやり過ごしていたら気づいたら定時を過ぎているというのが一日のスケジュールのことが多い。
大体その日何があったか覚えてない。
そこでどうしてもイライラして声を若干荒げてしまったり良い加減な返答をしてしまい周りを怒らせてしまうということがよくあり、非常に良くない。昨日と今日はなるべく気をつけたが続けられるかどうか。
ようするに一回に一個のことをやるのが限度なのでマルチタスクが出来ずに暴走してしまう。これはやはりASD傾向も関係してるのだろうか。
ASD傾向の人間に事務は向いてないだろう。
それにしても、ただ才能の無いタイプの、いわゆる発達障害のギリ層、ムリ層が生き延びて行くためにどうしたらいいんだろう。
親が金持ちだったらニートをして親に寄生することもできる。キャラクター的に可愛げがあるタイプだったら仕事で使えなくても周囲の人に可愛がられて助けられながらなんとか首にならず頑張っていくのがいいかもしれない。
だが実家が貧乏な上に、可愛げが無く嫌われてしまうような発達障害者はどうすればいいんだろうか。生活保護か、地方で激安の土地を買って半自給自足などお金を使わないで生きる方法を模索するしかないんだろうか。後者はちょっと自分でやったことがないのでなんとも言えない。前者もないが知り合いには何名かいる。
とにかくドギツイ世の中だよ。泥沼の中を足を引きずりながら前進していくよりないんだろうか。当然、パートナーと呼べる人間がいない状態でね。