冴えないボクの生(性)活

2ちゃんねる大学生活板出身の冴えない男の駄文。

A子叔母さんと弱者女性

 2024年2月10日。ニートの日だが今年はニート祭りをやらないようだった。未来ワークも2~3回みにいったことある。ショクさんは元気だろうか。山奥ニートの元祖は引退したらしい。

 ニートといえば、まだニートというワードが誕生する前から、身近に、そういった存在がいた。ママンの姉である、A子叔母さんが思い当たる。ボクは幼少時代、祖父母のお家にいくと(幼少時代は祖父母の土地の中の貸家に住んでおり、すぐに歩いていけた)、いつも、A子叔母さんが出迎えてくれた。普通だったら仕事をしている時間のはずなのに、ボクの自閉症的遊び、つまるところ、積み木のパズルをバラバラにしては完成させるのを延々と繰り返したり、おもちゃ箱にあったウルトラマン怪獣のソフビ50体ほどを、輪っかにならべて、なにか、大合唱していた(お決まりのセリフを毎度独りごちたあとで、ワッハッハなどと大笑いの雄叫びを上げていた気がするが、忘れた)のを、見守ってくれていた。彼女は腰が曲がっており、歩き方が独特で常に足を引きずっていた。

 ある日、幼稚園児だったボクは、ママンに、A子叔母さんは一体なんで毎日家にいるのかを質問してしまった。すると、こんな答えが帰ってきたように記憶している。

「A子はね、働きすぎで、頭がクルクルパーになってしまったのよ。だから、仕方がないの」

 大学4年生ぐらいの頃に、A子叔母さんはなくなってしまった。すでに祖父は無くなっていたが、祖母は存命であり、和やかなムードでお葬式が執り行われることとなった。親戚が集まっている間、元々無口な一族であるということもあるが、A子の話題が出ることは、一度もなかった。

 女性はどんな女性でもマン(コ)パワーにより、理解のある彼くんが出来、養ってもらうことが出来ると言われるが、マジモンの弱者女性はそうでも無いんじゃないかというのをA子叔母さんの例を鑑みて言うとまた、「マクロの話をしているのにミクロの例を~」なぞと怒られてしまうだろうか。