冴えないボクの生(性)活

2ちゃんねる大学生活板出身の冴えない男の駄文。

禁食欲生活 31日目(労働中におけるお客様目線からの脱却ということ)

Twitterでよくあの社員は使えないだとか、上司が無能だとかいうツイートを目にするが、ボクにはどうにも評論家目線でそのように愚痴ることが難しい。

 

一番の理由は、そもそも、この自分こそが、職場の人間をテレビの視聴者目線で眺めるタイプの立場に無く、もはや、クイズミリオネアでみのもんたと対峙する挑戦者のごとく、皆んなから一挙手一投足を注文されてしまっている状態にあるからだ。

 

こうなってしまっては、「あいつは◯◯だ」とか、いちいち見ている暇はないし、何か言われても、やる事は膨大に存在するため、「うるせえよ」しか思わなくなってしまう。

 

それにしてもこの、お客様目線=テレビの視聴者感覚で労働にあたってしまう人間が非常に多い気がするのは、学校時代から能動型の授業でなく、先生の話を一方的に聞かされる授業を受けさせられているというのもあるんじゃあないかという気がする。

 

自分は教育学は専攻していなかったのでこれ以上は言えないが、黙ってじっと聞いている子の評価がそこそこ良くなるというのは真面目系クズを生み出してしまうことに繋がりかねないように思えるし、授業中積極的に発言を繰り返さなければ評価は低いという風になった方が労働の世界に飛び込んでもやり易い気がするのだよな。

 

あと、仮にも使えない社員やら上司がいたとしても、ボクにはどうしても彼らについて責める事が出来ない。彼らは、働きたくは無いけれども、生きるために仕方なく労働界に参戦し、ボロボロになり、ゲボを吐き、メンタルクリニックに通い、薬を飲みながら出社しているかもしれないのに、そんな彼らをこれ以上責めるのってちょっと残酷過ぎる気がする。

 

彼らは自分が無能なことを自覚しており、例え使えなくても、陰口を言われても、足を引きずりながら、まるで一歩歩けばダメージ受ける毒沼を、足を引きづりつつもあるいているのかもしれないよ?もしかしたら自分なりに、話し方教室に通ったり、整理術の本を読んだり、努力をしているのかもしれない。

 

皆んなもうちょっと人に優しく、いい加減になった方が良いというありきたりな結論しか出せないけれども、ボクは本当にそうおもうよ。とにかくお客様目線で「あいつは◯◯だ」とかいう時間は、別の生産的なことに使った方がいいだろう。少なくともユーモアを持って語るとかね。